PLAYERS × JR東日本
視覚障害者の“見えない不安は、みんなで見守る”
「mimamo
 by &HAND」プロジェクト始動

一般社団法人PLAYERS(以下、PLAYERS)は東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)と共同で、視覚障害者・鉄道事業会社・一般の方との共創によって、社会全体で見守り、サポートし合える仕組みを模索し、視覚障害者が安心して外出できる社会の実現を目指す「mimamo by &HAND」プロジェクト(ミマモプロジェクト)をスタートします。また、2018年9月3日(月)には東京駅「動輪の広場」にて発表イベントを行いました。


「mimamo by &HAND」プロジェクト

「mimamo by &HAND」プロジェクト(ミマモプロジェクト)は、視覚障害者・鉄道事業会社・一般の方と共創し、ワークショップやプロトタイプ開発、実証実験などの活動を通じて、社会全体で見守り、サポートし合える仕組みを模索し、視覚障害者が安心して外出できる社会の実現を目指します。

mimamo(ミマモ)という名称には、視覚障害者が抱えている見えない不安をみんなで “みまも”ることで、“みまも”られている安心感を与えたい、という想いを込めています。マークには「視覚障害者・鉄道事業会社・一般の方」、「見守る人・サポートする人・サポートされる人」という、mimamoに関わる3者を3つの “M”(Man:人)で表現しています。

「mimamo by &HAND」プロジェクトホームページ http://www.andhand-project.com/pages/2167451/mimamo


mimamo Workshop 01

2018年7月26日、リードユーザーとして視覚障害者と鉄道会社をお招きし、「視覚障害者・鉄道会社と共創するこれからのサポートのカタチ」をテーマにワークショップを実施しました。


実施日:2018年7月26日

参加者:リードユーザー:8名(視覚障害者:1級4名・2級4名)/ 鉄道会社 社員:10名

企画・実施:一般社団法人PLAYERS

ワークショップReport http://www.andhand-project.com/posts/4707411

ワークショップPhoto https://bit.ly/2MbZ4cF

ワークショップMovie https://youtu.be/C1gSXvZ44GU

ワークショップMovie フルバージョン(2時間13分) https://youtu.be/guspY2857PQ

今後も、視覚障害者・鉄道事業会社・一般の方でのワークショップの開催を予定しています。


「mimamo by &HAND」サービス

「mimamo by &HAND」はLINEなどを活用し、視覚障害者が外出時に抱える不安を社会全体で見守り、声かけサポートを支援するサービスアイデアです。

今後もWorkshopなどでの意見を取り入れながら、「mimamo by &HAND」サービスの検討・開発をおこなっていきます。

検討している機能案

mimamoデバイス

視覚障害者の方には「mimamoデバイス」を携帯して外出いただきます。

mimamoファインダー

視覚障害者の存在をLINEでお知らせ

視覚障害者がサポーターに近づくと、LINEに通知が届く。視覚障害者は主体的に存在を知らせることができ、サポーターはスムーズな見守りと、緊急時には手助けを行うことができる。


mimamoサポートボタン

視覚障害者が必要とするサポートをLINEで依頼

視覚障害者がサポートを必要とする際はデバイスのボタンを押すと、LINEに「サポート依頼リスト」が表示され、内容を選択すると周囲のサポーターのLINEに通知が届く。(画面読み上げ機能の使用を想定)

mimamoスポット情報

視覚障害者が知りたい駅情報をLINEでお届け

改札やホーム、トイレ、出口、工事中の箇所などに「mimamoスポット」を設置。視覚障害者がスポットに近づくと、LINEに有益な情報が届く。


プロジェクトの今後の展開

  • 視覚障害者(及び、日本盲人会連合様)・鉄道事業会社・一般の方とのワークショップなどを通じて、より良いサポートのカタチを模索していきます。
  • ワークショップでの意見を取り入れ、mimamo by &HAND サービスを検討・開発していきます。

「mimamo by &HAND」プロジェクト発表イベント

日時:2018年9月3日(月) 11:00~11:30

場所:東京駅 「動輪の広場」(丸の内地下南口改札前)

内容:

① 一般社団法人PLAYERSのこれまでの活動について

② JR東日本と一般社団法人PLAYERSが共同で取り組む「mimamo by &HAND」プロジェクトについて

③ 視覚障害者と鉄道事業者による対話ワークショップの実施映像

④ 「mimamo by &HAND」サービスイメージについて

発表スライド


実証実験

PLAYERSとJR東日本は共同で、視覚障害者が外出時に抱える不安を社会全体で見守り、声かけサポートを支援するサービス「mimamo by &HAND」の実証実験を、 2019年3月26日、JR赤羽駅で実施しました。

https://www.andhand-project.com/posts/6834505


一般社団法人PLAYERS

「一緒になってワクワクし 世の中の問題に立ち向かう」をスローガンとした、多様なプロフェッショナルからなるコ・クリエーションチーム。社会が抱える様々な問題に対し、リサーチ・ビジョンメイキング・コンセプトデザイン・プロトタイピング・コミュニケーションデザインなど、あらゆる手段で解決へと導きます。

https://www.players.or.jp/

&HAND / アンドハンド

LINEなどの手段を活用し、身体・精神的な不安や困難を抱えた人と、それを手助けしたい人をつなぎ、行動を後押しするサービスです。ヴィジョン「やさしさから やさしさが生まれる社会」の実現を目指しています。2017年LINE「LINE BOT AWARDS」グランプリ受賞、2016年Google「Android Experiments OBJECT」グランプリ受賞。

「&HAND / アンドハンド」ホームページ http://www.andhand-project.com/


&HANDプロジェクト

&HANDプロジェクトは、ヴィジョン「やさしさから やさしさが生まれる社会」の実現を目指す活動体です。ヴィジョンや活動に共感し、プロジェクトに参画した企業・団体・個人などが連携し、情報発信・コンセプトデザイン・プロトタイピング・サービス化などの活動を行っています。


&HANDプロジェクトの主な実績

  • 2018年8月 【実証実験】 JR大阪駅 スマホで手助け実験 (DNP・JR西日本・ミライロ)
  • 2017年12月 【実証実験】 東京メトロ銀座線 LINEで席ゆずり実験 (DNP・メトロ・LINE・PLAYERS)
  • 2017年11月 【コンセプトモデル】 スマート耳マーク by &HAND (PLAYERS)
  • 2017年2月【コンセプトモデル】 スマート・マタニティマーク by &HAND (PLAYERS)

プレスリリース

一般社団法人PLAYERS:【PLAYERS × JR東日本】視覚障害者の“見えない不安は、みんなで見守る”「mimamo by &HAND」プロジェクト始動

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000036793.html

JR東日本:「声かけ・サポート」運動 JR東日本の取り組みについて

http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180812.pdf


アンドハンド は 一般社団法人PLAYERS の商標または登録商標です